>>723
2000年、大規模小売店舗法が改正され、全国各地の郊外にショッピングセンターや
総合スーパーが矢継ぎ早に建設されるようになった。従来のスーパーマーケットとしての枠を超え、
百貨店や映画館(シネマコンプレックス)、専門店街、カルチャーセンターなどそれまで商店街や都市中心部で提供してきた機能をすべて取り揃えた
しかも大型無料駐車場を用意した大規模ショッピングセンターは、もはや1つの大規模繁華街に匹敵する商業機能を持つようになった(ゼネラルマーチャンダイズストア)。
それにより、十分な駐車場を持たず、商品の目新しさや価格競争力に劣っていた既存の商店街から客が流出し
一気に衰退するようになった。
なお、古くから続く商店街だけではなく、1970年代以降に再開発された地区がシャッター通りになる現象も出て来ている。
一時は再開発の目玉として核になる大手大型百貨店やスーパーが出店し、その周辺にも多数店舗が出店したとしても
、その後郊外型の巨大モールが進出するなどして客足が落ちると、
特に大手のチェーン店は不採算を理由に撤退することとなりやすい。その後代替となるテナントが入らずに
大きな空きビルが出現すると、核店舗を失った商店街の集客力は失われ、さらに衰退に拍車がかかるという負の連鎖