7/22(月) 18:48配信
青森放送

Radio Aomori Broadcasting(RAB)
去年1月青森市浪岡の自宅で母親の胸を刃物で刺し、殺害した罪に問われている長男の裁判員裁判です。長男が主張していた正当防衛は認められず懲役3年執行猶予5年の有罪判決が言い渡されました。

判決を受けたのは青森市浪岡の無職、佐々木圭被告23歳です。

判決によりますと佐々木被告は去年1月、青森市浪岡の自宅で酒に酔って牛刀を突きつけるなどした母親から牛刀を奪い、胸を刺して殺害した罪に問われています。

裁判は殺意の有無と正当防衛が成立するかを争点に、裁判員裁判で審理されていました。
22日青森地方裁判所で開かれた判決公判で古玉正紀裁判長は「防衛行為として限度を超えた過剰防衛だった」と指摘しました。

その上で家族が処罰を望んでいないことなど情状酌量の余地があるとして懲役5年の求刑に対し懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
弁護側は控訴について「被告人と相談して判断する」としています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000353-rab-l02