バブル時代のサラリーマンを知らないのか?www

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4 ことば
 流行語や流行現象に敏感に反応した作品が多く見られる。ここでは言葉とジェンダーの問題となる2作品を取り上げる。
 一つは、日本語として完全に定着して変更のしようがないような言葉に対する異議申し立てである。
課長が北原部長の前で新聞を広げて「いよいよセ・パ両リーグの決戦ですね」と話すのに対して、パ・リーグファンの部長が「パ・セといいなさい」とたしなめる。
それを見ていた三太郎が、後日、レセプションで部長と夫を客に「北原サイフです」と紹介した。
部長は三太郎の頭をなでながら「よろしい!」「妻夫」と誉める(87.10.24)。
「夫妻」という言葉は、当たり前の言葉で、男女差別の意識を帯びていないように感じられるのだが、
女性の側から考えると順序が気に入らないという考えも成り立つ。
マンガではデパートに買い物に来た女性客が店内の案内板に「婦人服」「紳士服」と表示されていることに異議を唱えた。
店側は平身低頭して 謝り、「淑女服」「淑女靴」「淑女下着」などの名称に取り替えた。
それを見てい た清掃係が、男女ともトイレの使い方が汚いことを捉えて「どっちも内容をともなってほしいよ」と独り言を言う(91.8.29)。