り地域向け輸出管理措置 続き

Q: 日韓の輸出管理に戻るんですけれども、事務的説明会の後、事務方の反論がお互い続いていますけれども、この先、信頼関係を回復するにはどのようなことが必要でしょうか。

A: この輸出管理問題というのは、やはり安全保障に直結もするわけであります。大量破壊兵器などの不拡散に関するものでもありますので、これは大変機微な情報を取り扱う話になるわけであります。
ですので、特に、この安保関連の輸出管理については、通常、国際会議での議論ですとか、二国間でのやりとりといったものは、対外的には基本的には非公表、公表する場合でも、二国間、あるいは
関係国がしっかりこういうラインで公表しようということを合意した上で公表するわけでありまして、そういった合意なく公表されるということは、これは通常、この世界ではあり得ないわけでありますが、
今回あり得ないことがり地域側で行われているというのは、これは大変遺憾だというふうに思っています。
先日のり地域側の記者説明を含めて、二国間のやりとりの内容について、双方の事前合意なく公表されるような状況が改善されない限り、これは政策対話の開催も含めて非常に難しいというふうに思います。
我々は常に、7月12日のあの説明会の後も、しっかりとプレスラインを日韓間で合意をして、その範囲の中で、これは私のツイッターも含めて説明、対外的な説明を行ってきている、極めて誠実に
対応しているわけでありますけれども、そこを一方的に崩されているということは大変残念だと思いますし、
信頼関係が更に毀損をされている状況になっているというふうに思います。こういった信頼関係を回復をしていくためにも、やはり実務レベルのやりとりをしっかり継続することが大事だというふうに思っています。
まず第一歩として、7月12日の事務的会合に関する事実関係を確認をすることが必要で、あのとき大変時間も掛けて、説明会自体も時間を掛けましたが、プレスラインの整理も時間を掛けて行って、それを
お互い当事者が合意した上で、日本側はそれに沿って説明をしているわけでありますが、り地域側は違う説明をされている。
まずここのところをしっかり、これ、ですから、我々が何かやることはありませんが、り地域側がしっかり整理なり訂正なりをしていただくことがまず信頼回復の第一歩だろうというふうに思っています。