https://www.nikkei.com/article/DGXLAS3LANY02_T00C19A8000000/

2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比98ドル41セント安の2万6485ドル01セント(速報値)で終えた。
トランプ米大統領が前日に対中制裁関税の「第4弾」の発動を表明し、中国政府も対抗措置をとることを示唆した。
米中貿易摩擦が激化し、世界経済の減速につながるとの懸念が広まった。

第4弾の対象には幅広い消費財が含まれ、中国生産比率が高いアップルやナイキの下げが目立った。
中国売上高比率が高い化学のダウや建機のキャタピラーも売られた。

下げ幅は300ドルを超える場面があり、4日間の下げ幅は一時1000ドル近くに達した。
このため、株価が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株を中心に値ごろ感からの買いも入り、ダウ平均は引けにかけて下げ渋った。