西部氏が愚鈍な同胞を「ジャップ」と罵った裏には、鈍感な国民に対する苛立ちがあったのだろう。
西部氏は「長いものに巻かれろ」といった屈服主義や、「面倒な課題は先延ばし」という無責任体質に怒っていた。西部氏の生き様を簡単に述べれば、反骨精神を貫きたかった人と言えるんじゃないか。
日本人に対して言うべき事は散々述べてきたから、「後はお前達が勝手にしろ !」というのが、西部氏が本音だろう。