福岡県行橋市の正八幡宮(しょうはちまんぐう)に飛来したフクロウの仲間のアオバズクのつがいにヒナが生まれ、市民らが幼鳥の成長を見守っている。

正八幡宮には約60年前から初夏になると東南アジアからつがいが飛来し、クスの老木にある穴で営巣し、子を育てている。広瀬正和宮司(70)によると、今年も令和に変わった5月初めに1組のつがいがやって来た。その後、卵からヒナ4羽がかえり7月中旬までに巣から飛び立てるまでに成長した。

1羽はカラスに襲われたが3羽はすくすくと育ち、樹上で大きな目を見開いたり、首を傾けたりして愛らしい姿を見せている。飛ぶ練習などをして9月初旬までには親鳥と一緒に南へと旅立つ。【上入来尚】

毎日新聞2019年8月19日 12時42分(最終更新 8月19日 12時42分)
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