家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染防止策として養豚業者らが求めている飼育豚へのワクチン接種を巡り、農林水産省は、接種すると国際的な取り決めで豚コレラの「非清浄国」になるとして否定的な立場を取っている。ただ、最初の発生から二年以内に感染が収束しなければ、自動的に非清浄国になる取り決めもある。国内では二十六年ぶりに岐阜県で感染が確認されてから、九日で一年。発生県の一つの三重県の幹部は「残り一年しかないのに、極めて重要な情報を農水省は積極的に公表していない」と反発している。

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2019/9/5 朝刊