>>376

こうした数値になる要因として、以下が挙げられている。

統計調査は宗教法人を回答者として申告制で行うため、各宗教団体が必然的に自団体の
信者数を多めに申告する傾向にある。

キリスト教やイスラム教などでは定期的に礼拝に参加していても、信徒とそうでない人とを
明確に区別しており、洗礼やシャハーダなどの入会儀式を受けるまでは信徒として扱われな
い。また多くのキリスト教団体では、音信不通となった場合は数年で除名されるのが一般で
ある。しかし神道や日本の仏教では入会儀式や音信の類は考慮されず、神社の氏子地域住民や
崇敬会(地域を限定しない崇敬者(信者)の団体)に入っている家の家族すべてを信者とみな
す例、仏教では他教の信者となったり無宗教を表明する者でも生家が所属する寺院の檀家に
カウントされている例、神社・寺院への初詣の参拝者も信徒数に含める例、御守りや御札な
どの呪具の売上数や頒布数から算出した想定信徒数を計算に入れる例がある[4][5]。