※ソース内に動画あります

18日朝、静岡市清水区の海岸にクジラが打ち上げられているのが見つかりました。

海に戻そうと懸命の作業が続けられましたが、約4時間後に息絶えてしまいました。

入口鎌伍記者「こちらがクジラが打ちあがった海岸です。まだ息があり、消防や海保が救出活動をしています」

18日午前9時半頃、清水区三保の海岸にクジラが打ちあがっているのを近くに住む人が見つけました。

東海大学などによりますと、見つかったのはアカボウクジラのメス。

消防や海上保安部の隊員がスコップで穴を掘って傾斜をつくり、体を転がすなど海に戻すための必死の救出劇が繰り広げられました。

作業にあたった男性「さっき涙流してましたからねクジラ。早く海に戻れるといいですね。ただそれだけです」

駆けつけた住民も力を貸し、懸命の作業が続けられます。

しかし午後2時すぎ、目の反応がなくなったため死んだと判断されました。

見守った人「残念だね、ほんとうに可哀想だけどね」

見守った人「波打ち際が近かったので帰れるかなと。「頑張れ」と応援していたがだんだん動かなくなってきて悲しい」

東海大学・大泉宏教授「もちろん原因はすぐにはわからないが、実はここ以外でもう一頭近くで打ちあがっている。群れで暮らす習性があり、おそらくこの個体に何かあったというより群れ全体に何かあった」

大泉教授によりますと、アカボウクジラはなかなか標本がとれる種類ではないということで、一部を生体の研究に生かし、残りは土に埋めることになりました。

9/18(水) 17:05
テレビ静岡NEWS
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000004-sut-l22
https://lpt.c.yimg.jp/im_siggJv8Nif8diiTttiwOJbKXmQ---x400-y225-q90-exp3h-pril/amd/20190918-00000004-sut-000-thumb.jpg