中国拠点に詐欺かグループ摘発

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20190919/1000036444.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

中国を拠点とした詐欺グループが警視庁に摘発され、中国から日本の70代の女性に
詐欺の電話をかけ、キャッシュカードをだまし取ったとして、サブリーダーとみられる男が逮捕されました。
警視庁は、グループは50人規模で、被害額は1億8000万円に上るとみて、解明を進めています。
調べに対し容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、中国を拠点とした詐欺グループのサブリーダーとみられる、
住所、職業ともに不詳の西矢季広容疑者(44)です。
警視庁によりますと、去年3月、全国銀行協会の職員などになりすまし、
名古屋市の70代の女性に
「あなたのキャッシュカードが不正に使われそうになり、新しいカードを発行する必要がある」
とうその電話をかけ、キャッシュカード3枚をだまし取ったとして、詐欺の疑いがもたれています。

これまでの調べで、西矢容疑者のグループが詐欺の電話をかけていたのは、
中国・吉林省延吉にあるマンションの一室などで、今週、福岡空港に帰国したところを
警視庁の捜査員が逮捕しました。

これまでに詐欺の電話をかける「かけ子」や現金を受け取る「受け子」など、
13人が逮捕されていて、警視庁がグループ上層部への捜査を進めていました。
これまでの調べで、グループは50人規模で、「首魁」と呼ばれるトップは、中国人の男で、
SNS上で「カリスマ」と名乗っていたということです。
その下に西矢容疑者がサブリーダーとして「かけ子」のリクルートや管理を行っていたということです。

警視庁は、被害額は全国で1億8000万円に上るとみて、実態解明を進めています。

調べに対し、西矢容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。

09/19 10:48