トリチウムだけならそうだけど、そこは論点ではないのよね。
福一の「トリチウム水」は、ALPSでトリチウム以外をなんとか環境放出基準値以下にできたもので
平常運転している原発から放出される「トリチウム水」とはまったくの別物。
それでも基準値以下なら流しても問題はないとするのが法律の世界(科学の世界ではない)。
ただ福一のタンクに入っているそういう希釈すれば流せる「トリチウム水」はまだ全体の23%しかない。
残りの8割は後何回かALPSを通して浄化する必要があるけど、汚染水は出続けていてその処理を優先しているようだから
これが中々減らないのよね(減ったらその分が「流せるトリチウム水」に変わる)。
東電はおそらく経産省や環境省とは情報を共有しているだろうけど
今公表するべきなのはどのくらいのペースで再処理を進められるかと、どの程度の処理水を海洋放出できれば
2022年夏と言われるタンク容量の限界を避けられるか。
そういう当たり前の数字を公表しないで「タンクが一杯になる。どうしましょ?」は無責任すぎる。