日本と中国で、お互いの国への印象などについて、共同の世論調査が行われた。
日本に好印象を持つ中国人が増える一方、日本人の中国に対する印象は悪いままで、対照的な結果となっている。

調査は毎年両国で行われるもので、「相手の国への印象」について、

中国では
「良い」と答えた人が45.9%となり、2005年の調査開始以来最も高い数値となった。

これに対して日本では、
「良くない」と答えた人が84.7%にのぼり、8年連続で8割を超えている。

一番多い理由は「尖閣諸島周辺の侵犯」だが、
ことしは「中国共産党の一党支配という政治体制に違和感を覚える」との回答が増加し、2番目に多くなっている。

習近平政権下では、共産党への異論を許さない社会統制がさらに強まっている。
今回の調査も先月に行われているが、混乱が続く香港情勢やアメリカが批判を強める新疆ウイグル自治区の問題などは
質問からは外されていて、中国側が敏感になっていることがうかがえる。

https://news.livedoor.com/article/detail/17281198/

「(日中関係が)今年もっと改善していると思っていたところ、日本の国民はむしろ改善してない。
日本の国民はむしろ悪化していると思う人がでている」(言論NPO 工藤泰志代表)

 政府間の交流が進む中で日中関係が悪化していると思う日本人が増えたことについて、
調査を実施した団体は、香港の抗議デモや米中貿易摩擦で中国の先行きに不安を感じているためではないかと分析しています。

日本の「言論NPO」と中国政府直属の「中国国際出版集団」が2005年から実施しているもので、
今回は日中あわせて2597人から回答を得ました。

https://news.biglobe.ne.jp/international/1025/tbs_191025_1040699963.html