廃止のセブンペイ、44万人が残高保有 

スマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」(日野稚子撮影)
スマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」(日野稚子撮影)
 コンビニ「セブン−イレブン」での不正利用被害が相次いだスマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」について、9月23日時点で残高を保有している利用者が全国の44万9千人に上っていたことが30日、関係者への取材で分かった。未使用額は数億円分とみられる。

 セブンペイは、開始からわずか3カ月の9月30日いっぱいでサービスを廃止。30日時点でも40万人前後が未使用のままとみられる。10月1日から返金手続きを始めるが、周知不足を懸念する声が出ている。

 セブンペイの登録者は最大時で150万人。判明した残高保有者はその約3割に当たる。払い戻しを受ける場合、公式サイトなどから専用フォームに個人情報を入力し、残高を確認の上、返金方法を選択する必要がある。来年1月10日までに手続きをしなければ返金されない見通し

https://www.sankei.com/economy/news/190930/ecn1909300041-n1.html