女性警察官にスマートフォンで繰り返し卑わいな文言を送ったとして、新潟県迷惑行為等防止条例違反(つきまとい行為など)容疑で逮捕、送検された県警機動隊の男性巡査(23)について、県警は31日、停職1か月の懲戒処分とした。巡査は同日付で辞職した。

 発表などによると、男性巡査は6月28日、県警の20歳代の女性警察官に対してSNSで卑わいな画像を送るように要求したり、「身体に危害を加える」とする内容の文言を複数回にわたって送信したりした疑い。処分について巡査は、「県民や組織、被害者に迷惑をかけて申し訳ない」と話しているという。

 2人は顔見知りだが、巡査は匿名でメッセージを送り、女性は、発信者が巡査であることには気付いていなかった。巡査は調べに対し、「嫌がらせの文言を送り、相手の嫌がる姿を想像するのが楽しかった。恋愛感情はなかった」と供述している。

 巡査は10月15日に逮捕され、17日に処分保留で釈放された。現在は新潟地検が任意で捜査を続けている。県警の増田宗隆首席監察官は「職員に対する職務倫理教養をいっそう徹底する」とコメントした。

2019/11/01 11:34 読売新聞
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