乗客のCA、バッグにナイフやはさみ…保安検査で見落とし通過
2019/11/19 20:02
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191119-OYT1T50215/


 大阪(伊丹)空港の日本航空の保安検査場で9日、検査員が乗客のキャリーバッグに入ったナイフやはさみを見落とし、通過させていたことがわかった。乗客は同社の女性客室乗務員(CA)で、私的に利用していたという。CAが、搭乗をキャンセルしたため、機内に持ち込まれなかった。

 日航によると、CAは9日午前7時10分頃、羽田行き便に搭乗するため、保安検査場でX線検査を受け、バッグからはさみが検知された。しかし、検査員はバッグの中身を確認せず、中には工作などで使うデザインナイフ2本も入っていたが、そのまま通した。CAが搭乗口でナイフを持っていることを申告し、発覚した。
 X線検査で検知した場合、検査員は手荷物を開けて中を確認する必要がある。

 CAは「ナイフの持ち込み禁止は知っていたが、出発時間が迫り、失念した」と話しているという。
 同空港では9、10月にも刃物を持った乗客が保安検査場を通過している。
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