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香港 区議選で圧勝の民主派 政府への圧力強める
2019年11月26日 4時46分香港 抗議活動

香港で24日に投票が行われた区議会議員選挙で圧勝した民主派のメンバーらは、一連の抗議活動に強硬な姿勢で臨んできた香港政府に対する抗議の意志が裏付けられたとして政府への圧力を強めていて、政府側がこうした動きにどのように対応するのか注目されます。

24日に投票が行われた香港の区議会議員選挙は、18の区議会の合わせて452の議席をめぐって争われ、複数の香港メディアによりますと、政府に批判的な立場の民主派がすべての議席の80%を超えて圧勝しました。

選挙結果を受けて、区議会で最大勢力に躍進した民主派の政党「民主党」のトップは25日、記者会見し、「一連の抗議活動以来の香港市民の民意の表れだ」と述べ、政府に対し警察の対応を検証する「独立調査委員会の設置」など5つの要求の実現を求めました。

こうした中、当選したばかりの民主派のメンバーら50人余りが25日、現在も数十人の若者らが立てこもっているとみられる香港理工大学の近くで集会を開き、政府に対し民意を尊重して校内にとどまっている若者らを即座に解放するよう訴えました。

民主派としては、一連の抗議活動に強硬な姿勢で臨んできた香港政府に対する抗議の意志が今回の選挙で裏付けられたとして政府への圧力を強めた形です。

香港政府が、こうした動きに歩み寄りを見せるのかどうかは不透明ですが、今後の対応しだいでは市民の反発がさらに強まり、混乱が深まる可能性もあるだけに難しい対応が迫られています。

市民求める民主的な選挙とは
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