長持ちリチウムイオン電池を開発

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20191127/6020005442.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

スマートフォンや電気自動車などの電源として、欠かせない存在となっている
リチウムイオン電池について、使用できる時間が従来よりも最大で2倍になる電池の
試作に成功したと山形大学などが発表しました。

試作に成功したのは、山形大学の森下正典・准教授の研究グループです。
研究グループによりますと、大手化学メーカーの「宇部興産」が開発したポリイミドと呼ばれる
特殊な樹脂をリチウムイオン電池のマイナス極に用いることで、電池が使用できる時間を
従来よりも最大で2倍に伸ばすことに成功したということです。

マイナス極には、電気を蓄える素材として、シリコンと黒鉛を混ぜて固めた物質が使われていますが、
シリコンの膨張ではがれてしまう欠点があり、これを防ぐために樹脂が使われてきました。
研究グループによりますと、ポリイミドを使った樹脂は従来の樹脂よりもはがれを防ぐ効果が強いため、
電気を貯める容量を大幅に増やすことにつながったとしています。

研究グループではさらに改良を続け、5年後をめどに、従来より10倍長持ちする
リチウムイオン電池の開発を目指すことにしています。

森下准教授は「今よりも長く飛行出来るドローンなどのバッテリーとして実用化させていきたい」と話しています。

11/27 19:42