展勝地の桜が伐採の危機

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20191206/6040006066.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

北上市は、桜の名所、展勝地の公園の整備計画の変更に伴い、360本余りの桜の
引き受け先を探していますが、申し込みがわずかで伐採せざるを得ない事態になっているため、
市は募集の期間を来年11月まで1年近く延長することを決めました。

北上市の展勝地は1921年に開園し、現在、およそ1万本の桜が植えられ、
東北有数の桜の名所として知られています。
なかでも、2キロに渡るソメイヨシノの桜並木が有名ですが、その脇に
第2の桜並木をつくる計画が持ち上がり、市はおよそ10年前に、桜の愛護や普及活動に取り組む
「日本さくらの会」から600本を譲り受け、園内の植樹スペースで育ててきました。

これは、当時、ソメイヨシノの寿命が60年程度とされ、並木の桜がいずれ枯れてしまう時に備えた
ものでしたが、技術の進歩で桜の寿命がのびたため、計画が白紙になり、
譲り受けた桜が行き場を失ってしまいました。

桜は狭いスペースに集中して植樹してあり、このままでは間伐しないと
多くが枯れてしまうおそれが出てきたため、市は、去年10月から引き受け先を募集してきました。
ところが申し込みはわずか18本しかなく、最大で369本が伐採される可能性があるため、
北上市は、募集期間を来年11月末まで1年近く延長することを決めました。

北上市は「桜を守るために心苦しいですが、間伐が必要な状況です。
引き受け先が見つかるよう努力していきたい」と話しています。

12/06 21:06