南米のチリで、乗客乗員38人を乗せた空軍の輸送機が南部の空港を飛び立って南極の基地に向かったまま消息を絶ち、空軍は、事故にあった可能性が高いとみて行方を捜しています。


チリの空軍によりますと、38人を乗せた空軍のC-130輸送機が9日、チリ南部のプンタアレナスの空港を飛び立って南極の基地に向かったまま行方が分からなくなりました。

輸送機は南極の基地に食料などを届けるために向かったということで、38人のうち17人が乗員で、ほかの21人の乗客は南極について研究する大学や企業の関係者だということです。

輸送機はプンタアレナスの空港を9日午後に飛び立ってから1時間余りあとに連絡が取れなくなったということです。

チリの空軍は、輸送機が何らかの事故にあった可能性が高いとみて、救出チームを派遣し行方を捜しています。

2019年12月10日 16時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191210/amp/k10012209521000.html