北朝鮮による拉致問題を考える政府主催の国際シンポジウムが14日、都内で開かれた。菅官房長官が冒頭、「関係国と国際機関との連携を深めていく」と発言した後、日本や米国などの関係者が解決に向けた意見を述べた。

 拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13歳)の弟で、家族会事務局長の横田拓也さん(51)が出席。「拉致問題は過去の事件ではなく、現在進行形の人権侵害問題だ」と強調し、「私たちは絶対にあきらめず闘い続ける」と話した。

 北朝鮮に約1年半拘束され、帰国後の2017年に死亡した米国人学生オットー・ワームビア氏の両親も参加。母親のシンディさんが「息子は北朝鮮に殺害された。責任を追及したい」と訴えた。

12/14(土) 22:42配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191214-00050289-yom-soci