警視庁は15日、町田署の男性警部補(49)が東京都町田市内のコンビニエンスストアのトイレに拳銃を置き忘れた事案が発生したと明らかにした。客が拳銃に気づき、1時間45分後に警察に届けられた。拳銃には5発の実弾が入っていたが、使用された形跡はないという。

 警視庁人事1課によると、男性警部補は15日午前8時半ごろ、コンビニの男性用トイレに入った際、拳銃のベルトを外して側面のフックにかけ、そのままトイレを出たという。同8時34分ごろ、別の客が拳銃に気づいて店側に伝え、同10時10分ごろ、副店長の女性が「拳銃を置き忘れているようだ」と110番した。男性警部補は通報があるまで、拳銃の置き忘れに気づいていなかった。

 同課によると、男性警部補は特殊詐欺対策のため、私服姿で市内のコンビニを車で巡回していた。

 警視庁の宮島広成警務部参事官は「拳銃の適正な保管管理について改めて徹底していく」とのコメントを出した。【川上晃弘】

12/15(日) 17:44配信  毎日新聞
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