だいち2号干渉SARによる変動について


・12月6日以降に堆積した溶岩等の範囲(砂目の場所)が明瞭にわかります。12月15日以降に新たに地表を覆った溶岩等は火砕丘の北東側数100mの場所です。(図5)
・12月20日のSAR強度画像では、12月15日時点で西之島の北西側海岸線まで到達していた地形の変化が、更に広がっていることが見られます。(図6、図7)

(図1)2019年11月22日〜2019年12月6日の解析結果
                    
https://www.gsi.go.jp/common/000220786.png

(図2)2019年11月17日〜2019年12月15日の解析結果
https://www.gsi.go.jp/common/000220787.png

(図3)2019年12月15日(左)及び2019年11月17日(右)のSAR強度画像
https://www.gsi.go.jp/common/000220703.png

(図4)図3のSAR強度画像の比較アニメーション
https://www.gsi.go.jp/common/000220788.gif

(図5)2019年12月6日〜2019年12月20日の解析結果
https://www.gsi.go.jp/common/000220804.png

(図6)2019年12月20日(左)および2019年12月6日(右)のSAR強度画像
https://www.gsi.go.jp/common/000220808.png

(図7)図6のSAR強度画像の比較アニメーション
https://www.gsi.go.jp/common/000220811.gif

※今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※衛星SAR干渉解析の精度は一般的には数cm 程度とされています。
  また、SAR衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。
※本解析で使用したデータの一部は、火山噴火予知連絡会衛星解析グループの活動を通して得られたものです。

解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/R1_nishinoshima.html