小笠原諸島の西之島では今月5日以来、活発な火山活動が続いているが、国土地理院が地球観測衛星だいち2号がとらえた最新のレーダー画像を分析した結果、たった5日間で面積がさらに拡大していることが明らかになった!
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 西之島は15日に海上保安庁が3度目の観測を行っているが、その際、火砕丘の北側山腹に新しく3つ目の火口が開いているのを確認。山頂の中央火口と、東側の火口からも噴火が続いていて、専門家が「マグマの供給量が多い」として、2年前の活動期を上回る可能性を指摘している。


 国土地理院が、今回の噴火以前からの衛星データを比較した結果、溶岩の流出が確認された6日から20日までの2週間で、東西の幅が広がり、地形が大きく変わっていることが確認できた。
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 地理院は海保の観測に合わせて、15日にもレーダー画像を比較しているが、そこからわずか5日間で海岸線まで到達していた溶岩流がさらに広がっていることがわかるという。


 今後、詳しく分析を重ねることで、溶岩流による地形や面積の変化が明らかにされるはずだ。

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ハザードラボ
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