今回のカルロス・ゴーンの日本出国にあたって
東京都港区の住居からレバノンまでのロジを調整したのは
フランス共和国DGSE
在日フランス大使館にもDGSEの外交官はいる

レバノン政府と調整して、レバノン準軍事組織であるレバノン軍団(Lebanese Forces)のメンバーが
楽団に扮して都内住居に入り、音楽パーティー後にコントラバスケースにゴーン氏を入れて
トラックで都内から脱出。
メンバーはバンでトラックに同行。

輸送会社のトラック運転手は何も知らされず、住居を出て東京地検の事務官の監視の目を逃れたら
都内の駐車場にトラックを入れ、楽器の積み付けを確認したいとして運転手に貨物ドアを開けてもらう。
運転手とメンバーの一部が駐車場で談笑している間にゴーン氏をケースから出してバンの車内に誘導。

関空のゲートも同様にしてケースに入れて突破。
入国管理局、税関の検査が終了して係官が航空機の機体から離れた頃合いを見計らって、ケースから
ゴーン氏を出して機内へ。

使用されたプライベートジェットはトルコの「MNG Jet」所属の機体番号:TC-TSR、機種:BD-700で、
普段は植民地時代の宗主国がフランスで、今でもフランスと関係が深いマダガスカル共和国を本拠に
マダガスカル共和国の要人輸送に使用されている

同機はイスタンブールアタテュルク空港に着陸後、フランス外務省の職員から再発行された
パスポートを渡され、待っていた夫人とともに同じ航空会社の「MNG Jet」機体番号:TC-RZAに
乗り換えてレバノンベイルートへ。
同機は主にベイルート方面でよく使用されることが多い機体である。