(続き)
■20日夕方に発売された中道左派ル・モンド紙経済版(21日付け)の一面見出しは、『ルノー:パリはゴーン時代を終え、後継者を準備』。

『太陽王の転落』と タイトルした記事では、2016年にヴェルサイユ宮殿のグラン・トリアノンで開かれたゴーン氏の再婚パーティーの場面の描写から始まり、「今や財政不正の疑いで東京の拘置所に捕らわれた王様は裸だ。

日産自動車の後継者、西川広人会長は、ゴーン氏をあらゆる罪で告発し、なかでも、ヴェルサイユ宮殿での再婚のパーティー費用を会社に支払わせたことを非難している。

日本で大人気だったゴーン氏だが、ルイ14世が言ったとされている、『私が役職に就けてやった者は恩知らずな振る舞いをするようになり、残りの100人は不満を漏らす輩になる』という言葉を思い出すべきだった」と皮肉っている。