京都府は2020年1月から、鴨川と高野川が合流する鴨川デルタの北側部分に当たる「葵公園」の再整備を開始します。2022年度までかけて利用しやすいようリニューアルするとのこと。

整備が行われるのは鴨川デルタの北側にある「葵公園」と呼ばれる場所。工事では園内に192本あるクロマツを中心とした中高木のうち82本を伐採、5本を移植してイベントも可能な芝生広場にします。

また公園を囲む生け垣は高さを40〜70センチ低くし、一部は腰掛けられる高さの石垣に改修。加えて公園内の通路やトイレなども順次再整備していくとのことで、総事業費は約2億円が見積もられています。

この鴨川デルタはアニメ「けいおん」のオープニングや映画「パッチギ!」のクライマックスに登場する他、「四畳半神話大系」をはじめとする森見登美彦作品では常連のロケーションであり、近所の出町桝形商店街と共に聖地巡礼の対象としても知られています。

世界遺産の下鴨神社に向かう際、京阪出町柳駅からの道すがらであることから、観光客らが参拝を終えてここでくつろぐ姿もよく目にします。加えて春を中心に花見やコンパ、ピクニックなどで京都人たちの憩いの場としても定番中の定番。

再整備で「葵公園」エリアが使いやすくなることで、さらに賑わうことになりそうです。

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