https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20191225/pol/00m/010/001000c
消費税5%での野党共闘 共産党が説得する

安倍晋三首相が言っているのは「“悪夢の民主党政権”を復活させていいんですか」ということだけだ。国会審議で私にも言うので「私は民主党ではありません」と言ったら、場内が爆笑した。それぐらい他に言うことがない。民主党政権のマイナスイメージを強調し、最大限に利用している。

共産党が担保

 だとすれば、いま野党がやるべきことは自民党に代わる新たな政権構想を示していくことだ。1票を投じれば新しい政治が作れるということをわかりやすい形で国民に示す必要がある。

 そして今度の野党連合政権はかつての民主党政権の復活ではなくて、共産党がいる。共産党の存在が、民主党政権の再来ではないという最大の担保になる。

 共産党と共に政権構想を示すことが、国民の期待に応えることになり、安倍首相による野党共闘批判に対する最も決定的な回答になると考えている。

 共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表との党首会談では「安倍政権を倒し、政権を代え、立憲主義を取り戻す」ことを確認した。国民民主党の玉木雄一郎代表とも政権交代を図るために協力することで合意した。これからも一歩一歩、前へ進めていきたい。

れいわの双方向性には学びたい

 安倍政権が長く続いている責任の一端はたしかに野党にもある。これまでの政党が国民の期待に十分に応えられていない部分はあった。その意味でれいわ新選組については学ぶべき点はある。
(リンク先に続きあり)

2020年1月6日 毎日新聞