https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200108/k10012238761000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002
大手スーパー 日米貿易協定発効で米国産牛肉値下げセール

日米の新たな貿易協定が発効し、アメリカから輸入される牛肉の関税が引き下げられたことから、大手スーパーでは、アメリカ産の牛肉の値下げセールを始めました。

日米の新たな貿易協定は今月1日に発効し、アメリカから輸入される牛肉は、38.5%だった関税が26.6%に引き下げられました。

これを受けてイトーヨーカ堂では、8日から6日間限定のセールとして、アメリカ産の牛肉をこれまでより10%程度から20%程度、安い価格で販売しています。

販売される牛肉は関税引き下げ前の先月輸入されたものも含まれていますが、8日から順次、引き下げ後に輸入された牛肉が店頭に並び始めるということです。

東京 江東区の店舗を訪れた70代の男性客は、「税金が高いと思っているし、年金暮らしなので安いのはいいですね」と話していました。

イトーヨーカ堂精肉部の市岡善男さんは、「関税が下がったことを知ってもらい、お買い得感を感じてもらうことで、売り場の活性化につなげたい」と話しています。

このほか、イオンリテールはアメリカ産の牛肉の一部を9日から10%程度値下げする予定で、今後、アメリカ産牛肉を値下げする動きが広がりそうです。

新たな貿易協定では、アメリカから輸入される牛肉の関税は今後、段階的に引き下げられ、最終的には2033年度に9%まで下がることになっています。

2020年1月8日 14時30分 NHK