道路族って一体なに? 実際に起ったトラブルとは

 近年、ニュースでも取り上げられている「道路族」という存在があります。道路族とは、住宅街に面した道路などを使ってなにかをすることを好み、その結果、ご近所トラブルを起こしている人々のことを指します。


「公園に連れて行くのが面倒」「自分の目の届くところで遊んでいてほしい」といった理由から、子どもを道路に放置してしまうといいます。道路族と呼ばれる人々は、どのような問題を引き起こしているのでしょうか。
.

住宅街にはびこる「道路族」でトラブル続出!? 「通報しても無意味」は本当か


近年問題視されている「道路族」とは(画像はイメージ)
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20200111-00214304-kurumans-000-view.jpg


 道路に子どもを放置するのは、子ども自身に危険が及ぶほか、騒音・器物損害・敷地内侵入など、さまざまなトラブルの原因となっています。実際、道路族の被害者のなかには、こうした問題に悩まされて精神的なストレスを抱えてしまう人も存在するとのことです。

 道路族被害者の声を集めるウェブサイト「道路族.com」を運営する管理担当者は、次のように話します。

「一例ですが、『道路にバーべーキューなどに使う椅子を出して数人で何時間も道路を占拠する』『配達やデイサービスのクルマが来ても道を開けずに手前で停止させる』『道路を封鎖して大縄跳びをする』『人の家の物を壊す(クルマや花壇などが多い)』『人の家の庭に勝手に入る』『他人の家の壁を使って壁あてをする』といった行為が実際に挙げられます」

 こうした道路族の問題行為は、道路交通法に違反しないのか気になるところです。道路交通法には、次のように記載されています。

●第76条4項「何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない。」

・第76条4項3号「交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。」

●第14条3項「児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。」

※ ※ ※

 以上のように、子どもを道路に放置して遊ばせる行為は、道路交通法に違反しています。しかし、ひとつ注意しておきたいのが、違反になるケースはあくまでも「交通のひんぱんな道路」であることです。

 住宅街に面した道路は、この基準に値するかどうか難しいところでしょう。

 そもそも「交通がひんぱん」とされる道路には、はっきりとした規定がありません。クルマや人も交通の一部としてカウントされるものの、結果的に「交通量が多い」と判断するのは主観になってしまうのです。

 道路交通法違反とみなす場合は、道路族が出没しやすい時間帯を把握しておくことが大切です。具体的な時間を知っておくことで、「交通量の多い道路」であることを証明する大きなカギとなります。

 しかし、道路交通法違反なのであれば、警察に相談すれば解決できると感じる人も多いのではないでしょうか。道路族.comの管理担当者は、次のように話します。

「状況によっては相談するべきですが、警察のなかにも道路族養護派の人がいるため、余計に状況が悪化した例も少なくありません。また、道路族は警察に対しても暴言や高圧的な態度をとるケースがあり、注意を受け入れない場合もあります。

 さらに、警察が来ることで通報した犯人捜しが始まるので、ご近所関係がより険悪になることも多いでしょう。なかには、近所の交番のおまわりさんの対応が悪いため、警察署まで連絡して対応を改めてもらったケースもあります」

 警察に相談すれば確実に解決する、とはいい切れないことがわかりました。そもそも、警察は民事不介入のため、ご近所トラブルは専門外となります。こうしたことから、管理担当者の回答にもあったように取り合ってもらえないケースが発生するようです。

 万が一、近くの交番の対応が渋かった場合は、警察相談専用電話「#9110」というものがあります。こちらは、普段の生活にまつわる悩み事を相談できる窓口になっています。


1/11(土) 7:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200111-00214304-kurumans-bus_all&;p=1