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台湾総統選 現職 蔡英文総統が勝利宣言 過去最多得票を獲得

11日投票が行われた台湾の総統選挙で、現職の与党・民進党の蔡英文総統が、記者会見で勝利を宣言しました。蔡総統は、これまでの台湾の総統選挙で最も多い800万を超える票を獲得しました。

任期満了に伴う台湾の総統選挙には、再選を目指す与党・民進党の蔡英文総統(63)と、南部・高雄の市長で最大野党・国民党の韓国瑜氏(62)、それに、少数野党、親民党トップの宋楚瑜氏(77)の3人が立候補しましたが、事実上、蔡総統と韓氏の2人の争いになっていました。

現在も開票作業が続いていますが、日本時間の午後10時すぎから与党・民進党の蔡英文総統が記者会見を行い、勝利を宣言しました。

蔡総統は、これまでの台湾の総統選挙で最も多い800万を超える票を獲得しました。これに先立って、最大野党・国民党の韓国瑜氏は南部の高雄で支持者を前に敗北を認めています。

今回の選挙の最大の争点は、将来の台湾統一を目指す中国との距離の取り方で、中国に対抗姿勢を示す蔡総統が再選するのか、中国との関係改善を訴える韓氏が政権を奪還するのかが焦点となっていました。

蔡総統は記者会見で「民進党の執政を選んでくれたことに感謝します。主権と民主主義が脅威にさらされる中、人々が大きな声をあげた結果だ」と述べました。

2020年1月11日 22時15分 NHK