タカラトミーは15日、発売50周年を迎えるダイキャスト製ミニカー「トミカ」の記念プロジェクトを発表した。大手自動車メーカー3社のデザイナーがトミカ用にデザインした記念商品を発売するほか、トミカをモチーフにした新アニメを制作。他企業との共同企画も展開していく。

トミカは日本の子供たちに国産車のミニカーで遊んでもらいたいとのコンセプトで、昭和45(1970)年に発売した。クルマらしい重量感や質感などが人気を集め、これまでに1050以上の車種を販売し、累計販売台数は6億7千万台超。およそ2秒に1台が売れているという人気シリーズ商品だ。

50周年の記念プロジェクトの目玉は、4〜6月にかけホンダやトヨタ自動車、日産自動車のデザイナーがデザインした50周年商品。「シビックTYPE R」「GRスープラ」「GT−R」という、各社を代表するスポーツカーがモチーフで、同一デザインの実車も50周年のイベント向けに製作するという。

10月にはトミカの歴史を振り返ることができるイベント「トミカ50周年ファン感謝祭」を開催するほか、5月までに大型ショッピングモールで展示・物販イベントを実施する。企業とのコラボも企画する。

一例としては、3月から期間限定で、特別ラッピングのはとバスが都内をめぐるほか、ロッテが外箱を組み立てると紙製のトミカを作ることができるチョコパイを発売するなどで節目の年を盛り上げる。

1/15(水) 16:12
産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-00000545-san-bus_all
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20200115-00000545-san-000-view.jpg