飲酒していた父親のうち新生児と同じ空間で飲酒していた割合は86.7%であった。
FAEE濃度測定の結果、FAEE分画のうち、Ethyl Myristate、Ethyl Palmitate、Ethyl Stearateの濃度はすべての検体で分析可能であった。
しかしながら、Ethyl Oleateは32検体中25検体が検出限界(0.005 ng/mg)以下であった。
Ethyl Myristate、Ethyl Palmitate、Ethyl Stearate及びEthyl Oleate、
各々の平均濃度は、0.025 ng/mg、1.154 ng/mg、0.032 ng/mg及び0.189 ng/mg(7検体平均)であった。
新生児の毛髪中FAEEはほぼすべて同居する親の飲酒により室内空気中に揮発されたものと仮定できる。

https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K21260/


最近では受動飲酒の危険性が指摘され始めている