空港と東京直行バスの補助廃止へ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20200122/1070008727.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

茨城空港から東京駅までの直行バスを県の補助金によって片道500円で利用できるという取り組みについて、
大井川知事は「利用者が地元で消費することなく東京に行っている懸念がある」として、
来年度から廃止する考えを明らかにしました。

茨城空港と東京駅を結ぶ直行バスの料金は片道1530円ですが、県は補助金によって
空港利用者が500円で乗車できる取り組みを行っていて今年度は7500万円の予算を計上しています。
これについて大井川知事は22日の会見で、「特に外国からの利用客が
地元で消費することなく東京に行っている懸念があり、県民の税金で補助をするのは問題があるのではないか」
と述べ、来年度から補助を廃止する考えを明らかにしました。

昨年度、この補助金を使った直行バスの利用者は11万8000人で、
大井川知事は、利用者数への影響はほとんどないとしたうえで、
今後、県内をスムーズに観光できる交通手段の整備などに力を入れていくとしています。

一方、中国で新型のコロナウイルスによるものとみられる肺炎の感染が広がっていることを受けて、
中国とを結ぶ便が就航している茨城空港では、乗客の体温を赤外線で監視するなどの対策を取っていることや、
患者が発生した時の対応を医療機関と確認しているとしたうえで、
「ここ数日で情報が変わってきており、追加の対策が必要かも含めできる限りの備えをしたい」
と述べました。

01/22 13:47