https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200125/K10012258921_2001251704_2001251720_01_02.jpg

憲法を身近に感じてもらおうと、基本的人権の尊重をテーマとしたショート動画を高校生らに制作してもらうコンテストが開かれました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200125/K10012258921_2001251704_2001251720_01_03.jpg

これは、日本弁護士連合会が企画し、25日は都内で、映画監督や憲法学者などが審査した入賞作品15点が上映されました。

作品は、憲法が保障する基本的人権がテーマで、若い世代に関心をもってもらえるようショート動画となっています。

高校1年生の山田淳也さんの「スマホ男」という作品は、日常生活にいらだちを覚えた高校生が、スマートフォンと一体化してインターネット上で次々と相手を倒していくものの、最後は自分がやられてしまうというストーリーです。

また、高校2年生の野村穂貴さんの「表現の自由が否定される世界の話」という作品は、拾った捨て犬に例えた六法を両手で大事に抱えることで、脅かされる表現の自由を守りたいという思いを表現しています。

野村さんは、「憲法は、堅いイメージがあるのでかわいらしさとともに、心に引っかかりを持たせるため少し不気味さが伝わるよう心がけました」と話していました。

日本弁護士連合会の水地啓子弁護士は、「若い人からもたくさんの応募がありさまざまな視点の作品が集まりました。多くの人に見てもらい憲法や人権を身近に考えるきっかけにしてほしい」と話していました。入賞作品は、日本弁護士連合会のホームページ上に紹介されています。

2020年1月25日 17時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200125/k10012258921000.html