全日本空輸(ANA)の平子裕志社長は31日、新型コロナウイルスによる肺炎が中国を中心に拡大している問題に関連し、日本と中国を結ぶ航空便について「運休は考えざるを得ない」と語った。31日午前、東京都内でのシンガポール航空との提携会見で語った。

中国便については海外の一部の航空会社で運休の動きが出ているが、便数が多い日本の航空会社が運休に踏み込めば影響は大きい。

ANAは中国10都市に11路線を就航している。新型肺炎が発生した中国・武漢への定期便は3月1日まで運休するとすでに表明している。

ANAによると、現時点での2〜3月の中国便の予約状況は、中国発は前年同時期から半減しており、日本発は約4割減になっているという。(南日慶子)

2020年1月31日 13時23分
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