三菱電機が研究を進めていた“青空に見える照明機器”(関連記事)が、「misola(みそら)」として正式に商品化されることになりました。価格は68万〜75万円で10月発売。壁や天井などの取り付け位置に窓があるかのように見せ、開放感を演出します。

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同社が2018年に発表した、「青空を模擬するライティング技術」を採用したLED照明。筐体内で光を散乱させてパネルを青く光らせ、奥行き感のある青空と太陽光の差し込みを、自然に表現する仕組みです。

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光源の発光量を変化させることで、朝焼けや夕焼けも表現でき、下位機種(68万円)ではリモコンで切り替えられます。上位機種(75万円)の場合は、スケジュール設定による自動制御が可能。管理者が上手にコントロールしてくれれば、「一日中青空で時間の感覚が狂う」といった心配はしなくて済みそうです。


 一般的な埋め込み型照明と同等の、120ミリ以下の薄型構造を実現しており、施工も容易にできるとのこと。三菱電機はmisolaで「自然かつ開放感あふれる室内空間を提供し、オフィス、病院、福祉施設、公共施設などの快適性向上に貢献します」とコメントしています。

2020年02月06日 07時45分
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2002/06/news044.html