【ジュネーブ=杉野謙太郎】スイス・ジュネーブで開かれている世界保健機関(WHO)の執行理事会で、在ジュネーブ政府代表部の岡庭健大使は6日、新型コロナウイルスへの対応を巡り、WHOから排除されている台湾を念頭に「特定の地域がオブザーバーとしての参加さえ認められないことによる、地理的な空白を生み出すべきではない」と発言した。




 米国代表も「WHOは直接、台湾の医療保健当局と連携すべきだ」と述べた。中国代表は、各国の台湾の参加に関する発言に「強烈に不満だ」と応じた。

 また、岡庭大使は新型ウイルス対応のため、WHOに1000万ドル(約11億円)を拠出すると表明した。WHOは、2〜4月分として国際社会に6億7500万ドル(約740億円)の支援を求めている。

2020/02/07 08:49
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200207-OYT1T50098/