ロシアはインドで開かれている軍事産業の展示会に参加し、最新鋭の地対空ミサイルシステムを来年末までにインドに納入する計画を明らかにするなど、アジアでは中国のみならず、インドとも連携する姿勢を強めています。

ロシアはインド北部のラクナウで5日から開かれている大規模な軍事産業の展示会に参加し、インド側に最新兵器の売り込みを図りました。

この中で、ロシアの軍事技術協力庁の高官は最新鋭の地対空ミサイルシステムS400を、来年末までにインドに納入する計画を明らかにするとともに、ロシアが、インドと去年設立した合弁企業が、ことし中にカラシニコフ社の新型の自動小銃を製造する見通しを示しました。

一方、プーチン大統領の側近で、ロシア最大の石油企業「ロスネフチ」のセーチン社長は5日、ニューデリーを訪れ、ことし最大で200万トンの石油を供給することで合意しました。

ロシアはアメリカとの関係改善が当面見込めないとされる中、中国と戦略的な関係を深めていますが、過度な依存は避け、今後、インドとも軍事や経済など幅広い分野で連携する姿勢を強めていくものとみられます。
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