毎日新聞 2020年2月9日 11時51分

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新たに発見された旧日本軍731部隊に関する資料。旧満州から日本を目指し撤退する際の経路などが示されている=西山勝夫・滋賀医大名誉教授提供

戦時中に中国人捕虜らへの人体実験を重ね、細菌兵器や毒ガスを開発したとされる旧日本軍の秘密研究機関「731部隊」について、戦後に政府が作成し、終戦前後に部隊が旧満州(現中国東北部)から撤退する状況などが記された新たな公文書が見つかった。研究を続ける西山勝夫・滋賀医大名誉教授は「新資料は今でも発見される。京都大でも探せば出てくる可能性があり、諦めずにやることが重要だ」と強調した。

西山名誉教授が8日、京大(京都市左京区)で開かれたシンポジウムで説明した。新資料は2019年11月、国立公文書館から開示を受けた。1950年9月に旧厚生省の復員局留守業務部第3課が作成したもので、「資料通報(B) 第50号 関東軍防疫給水部」。「関東軍防疫給水部行動経過概況図」という大型の図面(縦約90センチ、横約60センチ)では、ハルビンに置かれていた本部や支部の部隊構成が記されている他、ソ連…

https://mainichi.jp/articles/20200209/k00/00m/040/027000c
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