東京 板橋区の母子生活支援施設で、生後間もない娘の遺体をキャリーバッグに入れて隠していたとして、18歳の少女が逮捕されました。少女は今月、施設を出たまま行方が分からなくなっていました。




逮捕されたのは東京 板橋区の母子生活支援施設に入居していた18歳の少女です。

警視庁によりますと、先月、施設の部屋でキャリーバッグの中に生後3か月の娘の遺体を隠して遺棄した疑いが持たれています。

赤ちゃんの姿が見えなくなったことについて、今月5日に行われた区の職員との面談で、「親族に預けた」と説明していましたが、その直後に行方が分からなくなり、残されたバッグの中から死後1週間から3週間ほどとみられる遺体が見つかりました。

警視庁は11日午後、神奈川県内で少女を見つけ、逮捕したということです。

調べに対して容疑を認め、遺体を隠していたことについて、「娘が死んだことを受け入れきれず、手元に置いておきたかった」と供述しているということです。

警視庁は赤ちゃんが死亡したいきさつについて調べることにしています。

板橋区によりますと、この施設は親族から孤立して経済的に困窮したり、配偶者からDVを受けたりしている親子などが支援を受ける区の施設です。

2020年2月12日 11時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200212/k10012281961000.html