全柔連=全日本柔道連盟は教え子に対してわいせつな行為をしたとして男の指導者2人を最も重い「除名」の懲戒処分としました。




全柔連は12日、都内で臨時の理事会を開き、教え子に対してわいせつな行為をしたとして男の指導者2人を会員登録の永久停止にあたる最も重い「除名」の懲戒処分とすることを決議しました。

全柔連によりますと、このうち1人は強制わいせつの疑いで逮捕され、すでに裁判が行われているということです。

もう1件は、被害者から全柔連の内部通報制度に情報が寄せられ判明したということです。

全柔連は、被害者の特定につながるとして処分された指導者の氏名や年齢、所属する都道府県や行為の時期などを明らかにしていません。

全柔連の中里壮也専務理事は「懲戒処分の公表基準にのっとり被害者保護の事情を考慮した。被害者の人権を守ることが何よりも優先される」と説明しています。

全柔連によりますと、会員が最も重い「除名」の処分となるのは、2013年以来、今回の2人を含めて4人目だということです。

2020年2月12日 21時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200212/k10012282941000.html
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