中国共産党が新型コロナウイルスの感染が始まった湖北省のトップ交代に踏み切った。国営の新華社通信は13日、同省の蒋超良党委員会書記が更迭され、後任に応勇上海市長が起用されたと報じた。

  湖北省の衛生健康委員会によれば、新型コロナウイルス感染症例は12日に1万4840件増加。前日から45%急増し、同省での感染例は計5万件に迫った。従来の方法である核酸の検査キットとともに、画像スキャンで確認された症例を追加する。

  共産党はまた、湖北省武漢市の馬国強党委書記も更迭し、後任に王忠林氏を起用した。中国中央テレビ局(CCTV)が報じた。

  国務院の香港マカオ事務弁公室トップも交代する。張暁明主任が退任し、夏宝竜氏が後任に任命された。国務院が声明で発表した。

2020年2月13日 12:31 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-13/Q5METTT0G1KZ01