>>597

判事の意見は 法律に照らして裁判をする という国際的に普遍性のある司法制度の根幹から導き出されたものです。
東条首相を初めとする戦犯に対する復讐心から、
刑罰を加えるという政治目的のために司法の原則をねじ曲げて戦犯裁判をおこなう連合国の行為に反対したのでした。

さらに判事によれば日本が戦争に踏み切ったのは、自分勝手な侵略のためではなく
むしろ独断的な現状 ( アジアにおける植民地支配 ) の維持政策をとる欧米諸国によって、 挑発されたため であるとしました。

残虐行為に対する政治指導者の責任
非戦闘員の生命と財産の無差別破壊が違法というのであれば
原子爆弾投下の決定 、
何十万人もの非戦闘員を原爆により虐殺した、米国大統領による 「 残虐行為 」 の責任の存在を指摘しました。