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『オランダがインドネシアのジャワに東インド会社を設立』

1602年、オランダがインドネシアのジャワに東インド会社を設立。
330年もの長期にわたって、オランダのインドネシア植民地支配が続く。

オランダの統治方法はまったくひどいものだった。
原住民には教育を行なず、
読み書きができないように放置するという愚民政策をとった。
これはポルトガルなどもやったやり方である。

徹底した分断政策はオランダ支配の特徴で、集会や団体行動を禁止した。
320の各部族語を一つの標準語に統一することを許さず、
インドネシア人としての民族意識を奪い、
原住民はプランテーションの奴隷としてこき使われた。

オランダは支配したインドネシアの土地で稲作を営む住民に
コーヒー、サトウキビ、藍、茶、肉桂などを強制的に栽培させた。
その結果、食糧を自給できなくなった住民に、
オランダは食料を高く売りつけることで借金を負わせ、なけなしの財産・土地まで巻き上げていった。

その搾取の仕方は19世紀に入ってからますます巧妙となり、
インドネシアからの収益は実にオランダの国家予算の三分の一を占めるようになった。