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『米軍による強姦』

ジョン・ダワーによれば、特殊慰安施設協会設置の効果もあり
占領軍の規模と比較すると日本政府の想定よりは強姦の発生率は低かったが、同時に性病の集団感染も引き起こした。
一例としては、検査の結果1個師団の70%が梅毒、50%が淋病の陽性反応を示したため、
これを主因として売春施設は閉鎖されることとなった。

【公娼施設の廃止後、強姦の発生率は約8倍に増加】し
調査によるとRAAが活動終了した1946年以降、
【日本人女性に対する占領軍将兵による強姦件数は一日平均40件から一日平均330件に急増】した。

これに対してブルマは、「毎日40件以上の強姦が行われた可能性があるが、
ほとんどの日本人は、アメリカ人は恐れていたよりも規律的だと認識していただろう」と述べている。

テレーズ・スヴォボダは
【慰安施設閉鎖後に強姦の報告件数が急増】した事から
【兵士に対する慰安婦の提供が強姦事件抑制に一定の効果があった】事を認めている。

また、一例として
【慰安施設の営業開始前に、待ちきれなくなった数百人の米軍兵士が
二棟の施設に乱入し、そこにいたすべての女性を強姦した事件】についても言及している。

そして【特殊慰安施設協会の廃止後少なくとも二件の大規模な集団強姦事件が発生】している。