日米韓3か国の外相会合がドイツで行われ、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための中国の取り組みを支持し、
国際社会として支援していくことで一致しました。

国際会議にあわせてドイツ ミュンヘンを訪れている茂木外務大臣は、日本時間の15日夕方、アメリカのポンペイオ国務長官、
韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相との3か国の外相会合に臨みました。

会合では新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための中国の取り組みを支持し、国際社会として支援していくことで
一致したほか、北朝鮮の完全な非核化に向けた緊密な連携を確認しました。

このあと茂木大臣は、ポンペイオ長官と個別に短時間立ち話を行い、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船している
アメリカ人のチャーター機での帰国について、日米で連携していくことを確認しました。

さらに茂木大臣は韓国のカン・ギョンファ外相とおよそ30分間会談し、両氏は太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題について、
韓国の裁判で原告側が差し押さえた日本企業の資産を売却して現金化する手続きを進めていることを踏まえ、
日韓関係のさらなる悪化を避けるためにも、問題の早期解決が重要だという認識で一致しました。

2020年2月15日 22時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200215/k10012287441000.html