2020年2月17日 19時51分

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本医師会は、日常生活での注意点などを示した国民向けのメッセージを発表するとともに、各地の医療機関に院内感染の対策などを講じるよう通知を出しました。

日本医師会は、緊急の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国民へのメッセージを発表しました。

それによりますと、ウイルスは飛沫感染と接触感染があり、せっけんやアルコール消毒薬でこまめに手洗いをすることや、せきやくしゃみをする時はマスクやハンカチで口や鼻をおさえるように呼びかけています。

そのうえで、医療機関を受診するにあたっては、厚生労働省が示した相談・受診の目安に基づいて対応してほしいとしています。

一方、日本医師会は、各地の医師会に対しても、医療機関で取るべき対応について通知を出しました。

この中では、可能なかぎり、院内感染の対策を講じ、ほかの患者やスタッフの感染防止に努めることや、重症化しやすいとされる高齢者や基礎疾患がある人のほか、妊婦などは注意して対応するよう求めています。

会見した日本医師会の釜萢敏・常任理事は「中国への渡航歴や感染者との接触歴のない人は、自分自身が感染しているか疑いようがないので、突然、感染者が来院することも想定して準備をしなければならない」と述べました

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/K10012289521_2002171907_2002171951_01_02.jpg
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