2023年春の開業に向けて整備中の北陸新幹線金沢―敦賀間で、難工事区間の一つとされている福井県内の新北陸トンネル(約19・7キロ)の貫通予定時期が
当初予定の4月ごろから2〜3カ月遅れ、今年6〜7月ごろにずれ込むことが2月21日、分かった。
想定よりトンネル周辺の地盤が脆弱なため。
建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、現時点で開業時期への影響はないとしている。

南越前町から敦賀市へと至る新北陸トンネルは、六つの工区に分けて掘削。
全体の掘削率は98%で既に5工区は貫通しており、敦賀市の田尻(約2・1キロ)を残すのみとなっている。

最後の田尻工区はこれまで、2020年4月ごろの掘削完了を予定していた。
しかし、地表からトンネル天井部まで間の地質に、想定以上にもろい場所があることが判明。崩落しないよう慎重に掘り進める必要が生じたという。

北陸新幹線のトンネル工事を巡っては、あわら市の柿原トンネル(約2・5キロ)で2017年9月に崩落事故が発生し、当初の予定より貫通が約3カ月遅れた。
同機構は敦賀開業に向けて「貫通は遅れるが、影響が生じないよう着実に工事を進めたい」としている。

新北陸トンネルを含め金沢―敦賀間にはトンネル12本が設けられ、既に柿原トンネルを含め10本が貫している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200224-00010002-fukui-l18
2/24(月) 19:36配信

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