#はじめに より一部抜粋

スポーツ選手もかわいそうです。
日本人がメダルを取れそうな種目は、すぐルール変更されてしまいます。
苦難を乗り越えて努力し、ようやくトップに立てるようになると、みごとな「日本叩き」が始まります。
それに対して、抗議をしないのが、日本人なのです。

かつて「東洋の魔女」と言われたバレーボールは、もうだめでしょう。
背の低い日本人にはけっして勝てないルール改正が行われました。
スキーでも、「日の丸飛行隊」が活躍したり、ジャンプ総合で日本人が優勝すると、配点がかわり、圧倒的な不利を背負うことになりました。
水泳競技はずっと日本人選手を排斥するルール変更がなされてきています。

そういった中で一生懸命努力している若者たちを見ると、ついつい同情したくなります。
しかし私は、ニッポンとニッポンに冷たく言います。
「これが欧米のやり方なのです。自分たちに何が欠けているのか、自覚しなさい」と。
ニッポン人を、世界中がカモにしています。

2004年3月1日ロバート・ツチガネ